布団の寿命とクリーニングによって延命はできるのか?

布団の寿命は?

布団をクリーニングに出すか、買い換えるかの判断って難しいですよね。ここでは布団の平均的な寿命や長持ちさせる為のコツをご紹介。またクリーニングによって回復できるのか等を解説していきます。

布団の寿命と感じてもクリーニングに出す事で新品同様になって戻ってくるケースもある為、早々に寿命だ…⇒買い替えようと考える前に布団クリーニングの利用も視野に入れてみましょう。

布団の寿命

布団は長く使う程に汚れや雑菌も蓄積、劣化を招いてしまい保湿性が悪くなったり、布団の厚みが薄くなっていきます。また掛け布団と敷布団によって寿命に違いがあったり、判断するポイントも変わってきます。

敷布団の寿命

敷布団の寿命は約5年前後と言われています。掛布団より寿命が短い理由はやはり人間の体重を受け、汗や皮脂などを吸い取りやすい為。

寿命と判断するポイントは敷布団を敷いていても朝起きると身体が痛かったり…。反発性などが低下してきたら寿命が近づいてきていると判断できます。

掛布団の寿命

掛け布団の寿命は約10年前後と言われています。

寿命を判断するポイントは厚みが薄くなってきた。保湿性が悪くなってきた。暖かくなくなってきた等。どうしても長く使っていると中綿が劣化したり、ダニや雑菌、臭いも繁殖していくので衛生面でも良くありません。

その他、寿命の判断ポイント

強烈な臭いや汚れと言うのは不衛生ですし、快適な睡眠環境の妨げになります。また汚れや臭いが酷いとダニやカビが繁殖しやすい状態でもあります。あまりに酷い臭いや汚れがある場合も寿命と判断して良いポイント。

側生地の劣化も寿命の判断ポイントになります。
側生地が破れていたり、ほつれていると中綿が外に出てきたり、露出してしまう原因となります。中綿には雑菌やダニ、アレルゲンが繁殖していれば、吸い込むことでアレルギー疾患の原因にもなってしまいます。

布団クリーニングをする事で劣化した布団を回復

布団に上記のような症状があった場合でも布団クリーニングをする事で回復して長持ちさせる事が可能。例えば1年〜2年しか使用していないのに上記のような症状が出た場合は、メンテナス不足であったり、使い方が悪いケースもあります。

布団を最長寿命まで利用したい場合は定期的な布団クリーニングをしてあげる事が大切になってきます。

布団クリーニングで得られる効果
  • 布団をフカフカにする
  • 汚れを除去して中綿や側生地の傷みを防ぐ
  • アレルゲンの除去

定期的な布団クリーニングをしているにも関わらず、布団が劣化してきた場合は本当に寿命が迫ってきたと判断でき、買い替えを検討すると良いです。

布団を長持ちさせるコツ

定期的な布団クリーニングが布団の寿命を延命させる為に大切なメンテナスとなりますが、普段使いの部分でも長持ちをさせるコツがあります。

使用頻度

年間を通して同じ布団を利用していれば寿命は早くなってしまいます。しかし、シーズン毎に入れ替えたり、冬用や夏用と分けて時期が来た時に交換をしていけば布団の長持ち具合は大きく変わってきます。

また敷布団であれば、表裏を入れ替えて使用する事で負担のかかる部分を変える事ができて長持ちに繋がります。

カバーやシーツをかける事で汚れを側生地や内部まで浸透させず食い止める事も重要。布団を家庭で洗うのは難しかったり、大変ですがシーツやカバーは洗う事ができます。

部屋の環境

湿度の高い部屋での使用、保管はカビが生えやすくなり、湿気も吸収しやすく、劣化も早くなってしまいます。小まめな換気、除湿機や除湿剤の使用を検討しましょう。

難しい場合は小まめに布団を天日干しする事で布団が吸収した水分をしっかりと乾燥させる事ができます。

ただ、天日干しは花粉やPM2.5が布団に付着する可能性もあり、アレルギー症状を発生させる恐れがあります。天日干しをする際は汚れも良い薄いタオルやシーツ等を布団にかぶせて花粉、PM2.5対策をすると良いです。

布団の品質

布団の寿命は掛け布団が約10年。敷布団が約5年と上述しましたが布団の品質も大きく関わってきます。安い布団というのは縫製が甘かったり、側生地が破れやすかったり、中綿が直ぐに潰れてしまったり、綿の量が少なかったり…。安さには理由があります。

一つの布団を長く愛着を持ち使いたい場合は価格もそれなりになりますが品質の高い布団を選ぶ必要があります。

布団を長く使う為には定期的なメンテナンスが重要

布団の寿命判断は個人の体感が大きく関わってきますが、寿命と感じても布団クリーニングによって再び快適な状態になる事も多いです。また普段使いの環境や定期的なクリーニングメンテナンスを挟む事で最長寿命まで快適に使い続ける事も可能。

是非、お気に入りの布団がある人は定期的なメンテナンスを心がけて布団を使っていきましょう。